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青函連絡船「メモリアルシップ八甲田丸」が御船印 魅力発信のきっかけに

(左から)「ご船印」「公式船印帳」

(左から)「ご船印」「公式船印帳」

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 青森市港湾文化交流施設「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」(青森市柳川)で5月13日、「御船印(ごせんいん)」の販売が始まった。

御船印に描かれている「八甲田丸」と「可動橋」

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 御船印は2021年4月に日本旅客船協会の公認で始まり、全国101社(2023年4月現在)の船会社や海洋博物館が参画し、独自の印を発行・販売している。同施設は第97番社で、北東北では初。

 同施設を管理するNPO法人「あおもりみなとクラブ」の田村隆文事業部長は「発売開始を心待ちにして県内外から来た御船印ファンの人や、観光で来館した人たちが興味を持ち、旅の記念として購入しているケースもある」と笑顔を見せる。

 田村さんによると、青函連絡船には「可動橋」を使って貨物車両を搭載する「車両甲板」があり、鉄道車両が船を通じて海を渡ることができるのは世界的にも珍しいという。田村さんは「八甲田丸は就航当時の状態を保存した貴重な施設。来年で60周年を迎える。『御船印』販売を通じて、新たなお客さまに八甲田丸の魅力を発信したい」と意欲を見せる。

 「御船印」の価格は550円。各地の御船印を集められる公式の「船印帳」は1,980円。いずれも同施設内の受付で販売する。

 営業時間は、夏季(4月1日~10月31日)=9時~19時(最終入館受付18時)、冬季(11月1日~3月31日)=9時~17時(同16時30分)。冬季は月曜定休。

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