青森市内の桜の名所の一つである桜川中央通りのソメイヨシノの並木が現在、満開を迎えている。
住宅地にあることから観光地のようなスポットにはなっていないが、毎年、多くの地元住民らが訪れ、歩道を行き交う人や交通量も増える。
スマートフォンを向けて撮影していた60代女性は「今年は開花してから満開になるまでの時間が短かった。満開と聞き、今日は慌てて桜を撮影しに来た。県外に住む友人にも見てもらいたい」と話す。近所に住む30代女性は「毎年見ているが、見飽きることがない。つい並木を何往復もしてしまう」と笑顔を見せる。
桜川地区では4月22日、4年ぶりに「夜桜まつり」が開催される。桜川中央通りの一部を歩行者天国として開催する同祭りは、地元住民が中心となり、飲食店が出店するほか、棒パン作りコーナーを設ける。
桜川商店会会長で佐々木商店(青森市桜川4)店主の佐々木康平さんは「コロナ禍で長い間我慢していたが、ようやく開催できてうれしい。今年は葉桜の時期での開催となってしまいそうだが、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は16時~20時。