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青森の航路「ポーラスター」運航終了 下北半島を海路で結ぶ

最後の運行を見送られる「ポーラスター」

最後の運行を見送られる「ポーラスター」

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 青森の高速旅客船「ポーラスター」が3月31日、運航を終了した。

船から見る鯛島

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 ポーラスターは青森と脇野沢、佐井を結ぶ定期航路。1971(昭和46)年に大湊航路と大間航路を統廃合し、同航路を開設した。下北半島のへき地を結ぶ路線であることから、国から「離島航路」の指定を受けている。運営はシィライン(青森市柳川1)。

 最終日となった3月31日は4便を運航し、最終便となる青森港15時15分発の同船には十数人の乗客が乗り込んだ。出航の際にはポーラスターに手を振る人の姿があったほか、隣接する「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」から汽笛が鳴り、最後の出航を見送った。

 脇野沢出身の40代男性は「脇野沢から青森は車で3時間かかるが、船だと1時間。船から見る鯛島の眺めは『帰省した』という思いに、いつもさせてくれる。地元では入出港の際に汽笛が響き、お知らせのアナウンスが街に流れていたが、今後はないと思うと帰省にも寂しい思いがある」と話す。

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