「第2回棒パンサミット」が3月4日・5日、青森県観光物産館アスパム(青森市安方1)で開催される。
パン生地を巻いた竹の棒を自分で回しながら炭火で焼く「棒パン」は、青森市民に親しまれているローカルフード。2022年6月に始まった同イベントは今回で2回目。当日は「棒パン」を体験できるほか、「身に着けられる棒パン」をテーマにしたオリジナルグッズを販売する。
主催する雑貨店「三ノ月舎」(柳町)店主の山口志麻さんは「30~40年ほど前に青森商工会議所が青森市幸畑の赤田パンと始めたと聞いている」と話す。「棒パンが大好き」という山口さんの思いが企画の発端になった。「周りにも棒パン好きは多いのに、主役となっているものがなかった。大人も子どもも、大勢の人が棒パンの欲求を満たせるイベントがあればと考えた」という。前回同様、15メートルの特設焼き台を用意。一度に60人ほどが焼ける。
体験希望者は受付で個数と種類を注文し、パン生地を巻いた棒を受け取り、焼き台で10~15分ほど焼く。スタッフが焼き上がりを確認し、火が通っていれば棒から外しカップに入れて体験者に渡す。
料金は、シングル(1個)=300円、ダブル(2個)=600円、トリプル(3個)=800円。「選べるパン」はプレーン、チョコチップと、抹茶(以上、4日のみ)、レーズン(5日のみ)。種類の組み合わせは自由。
体験コーナーに加え、棒パンに合うジャムやディップ、棒パンにちなんだフードやアクセサリーなどを販売する15店が出店。アスパム館内では両日、「三ノ月舎」が主催する5つのイベント「時の市」「芋フェス」「夏の工芸学校」「古書市」「木ノ間博」を集結した「MUSUBI」を同時開催する。イベントごとにエリアを分け、計45店が出店する予定。
山口さんは「友人や家族とおしゃべりをするなど、棒パンは焼いている時間も醍醐味(だいごみ)。一日中楽しめるイベントだと思うので、ぜひ参加して、おなかいっぱい棒パンを味わってほしい」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~16時。入場無料。