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青森で出身俳優の主演映画「はらむひとびと」 20年の俳優人生を注ぎ込む

青森出身の俳優・相馬有紀実さん

青森出身の俳優・相馬有紀実さん

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 青森出身の俳優・相馬有紀実さんが企画・主演する映画「はらむひとびと」の上映が8月30日、シネマディクト(青森市古川1)で始まる。

青森出身で俳優・相馬有紀実さん

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 「幼児車内置き去り事件」を題材に、育児や仕事に悩む母親を描くヒューマンサスペンス。相馬さんが2022年から企画し、クラウドファンディングでの資金集めや自身の妊娠出産をへて、映画化した。相馬さんは「初めての挑戦が多く、いろいろな人に助けられ、ようやく完成した」と話す。

 相馬さんは青森出身で高校卒業後に上京し、テレビや映画、舞台などに出演。30歳を過ぎ、仕事と自分の生き方をテーマにした映画の制作を考え始めた。幼児車内置き去り事件を題材にした理由について、相馬さんは「一面的な部分しか見られていなかった怖さがあり、さまざまな視点から考えてほしかったため」と明かす。

 予告動画はTikTokやユーチューブで累計300万回以上再生され、コメント欄は視聴者同士が育児の悩みや相談をする場になった。7月11日に新宿武蔵野館(東京都新宿)で上映を始めると口コミが広がり、リピーターが訪れるなどの反響があり、公開期間を2週間延長した。

 地元での上映初日は、16時10分上映回の後、相馬さんが舞台あいさつを行う。相馬さんは「俳優人生20年の全てを注ぎ込んだ映画。すかっとするような内容ではないが、見たことで周りの人たちに優しくできるような気持ちを持ってもらえるとうれしい」と話す。

 9月5日まで。

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