
「第4回棒パンサミット」が3月1日・2日、青森県観光物産館アスパム(青森市安方1)で開催される。
青森でも局地的な人気があるローカルフード「棒パン」を主役にした同イベント。棒パンは、竹の棒にパン生地を巻き、炭火にかざし回しながら焼く体験型のパン。主催は、雑貨店「三ノ月舎(みのつきしゃ)」の山口志麻さん。「棒パンが大好き」という思いを発端に2022年に始め、今年で4回目を迎える。
会場では、受付で希望のパン生地が巻かれた棒を受け取り、焼き台で10~15分ほどかけて各自で焼く。焼き上がりはスタッフが確認し、火が通っていれば棒から外してカップに入れて体験者に渡す。焼き台は昨年に続き、15メートルの特設焼き台とドラム缶4台を設置予定。「昨年は火力が弱まらない対策を施し、奏功した。今年はさらに炭の種類を変えて対策を重ねる」と山口さん。
体験料金は、シングル(1個)=300円、ダブル(2個)=600円、トリプル(3個)=800円。「選べるパン」はプレーン、ココア、抹茶、イチゴ、バジル。パンの組み合わせは自由。山口さんは「5種類のパン生地を用意したのは今回が初めて。ピンクや緑など色がさまざまなので、カラフルに組み合わせて楽しみながら味わってほしい」と呼びかける。
当日は体験コーナーのほか、棒パンがモチーフの雑貨や三ノ月舎オリジナル棒パングッズ、棒パンにちなんだグルメなども販売。アスパム館内では両日、「三ノ月舎」主催の屋内イベント「パムフェス」も同時開催する。同サミットと合わせ、フードや雑貨など63店が出店するほか、コラボの仕掛けも用意する。
イベントに先駆け、SNSでオリジナルソング「棒パンpapapan!」に合わせたダンス企画を公開している。「踊りたくなるかわいい曲なので、ダンススクールにお願いして振り付けを考えてもらった。身ぶり手ぶりでできるので、SNSをチェックしてもらい、会場で音楽に合わせて思わず体が動くようになってもらえれば」と山口さん。
山口さんは「青森在住でも(棒パンを)体験したことがない人もいると思う。棒パンのおいしさや大勢の人と時間を共有する楽しさを知ってもらいたい」と意気込む。「どんどん棒パンの魅力が広まり、全国から味わいに来てもらえるようなイベントにするのが目標」とも。
開催時間は10時~16時。入場無料。