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青森の羊毛を紹介する「aomori wool」展 手作り200点の販売も

(右より)代表の中川麻子さんと大村知子さん

(右より)代表の中川麻子さんと大村知子さん

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 「冬を彩る aomori wool(あおもりウール)展 2022 ~青森に暮らす羊たちと紡ぐ~」が12月2日~4日、「KITTO PARK(キットパーク)」(青森市柳川1)で開催される。

ホームスパンのストール

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 青森県産羊毛を使った作品を展示・販売する同展。ホームスパン(手紡ぎ、手織り)のストールやマフラーをはじめ、手編みのカーディガンや帽子、手袋などのニット類のほか、青森県産ヒバと羊毛フェルトを組み合わせたクリスマスツリーなどの手作り商品約200点をそろえる。原毛や手紡ぎの毛糸も用意する。

 主催する「青森県産羊毛の会 aomori wool」(花園2)代表の中川麻子さんとメンバーの大村知子さんは2015(平成27)年、共通の知人を通じて出会い、共に活動を始めることとなった。作品展などの活動を通しメンバーが集まり、2017(平成29)年に「aomori wool」を立ち上げ、現在は6人で運営している。

 青森県産羊毛を使い始めたのは2人が出会って間もなく、階上町に食肉用の羊牧場があることを知ったことから。廃棄処分していた刈った羊毛の買い取りを申し出たことがきっかけとなった。羊毛の仕分け、洗浄、カーディング(繊維をそろえる)、紡毛(ぼうもう)などの工程を全て手作業で行い毛糸にする。「寒さが厳しい環境で育った羊の毛は保温性があり丈夫で縮みにくい。扱いやすいのでいろいろなものが作れる」と中川さん。

 同会では毎年1月~9月、手紡ぎや機織りなどを体験できる「羊毛を楽しむ会」を開いている。同展では今年初めて参加した11人の作品を展示する。最年少は6歳。中川さんは「『羊毛を楽しむ会』のメンバーのさまざまなアイデアでできた作品を見て、多様な使い方があることを知ってほしい」と話す。

 作品は、マフラー(1万円~)、ストール(2万3,000円~)、フェルトボール、オーナメント、ブローチ、キーホルダー、ヘアゴムなどの小物(以上500円~)など。

 大村さんは「値段を見ると高価なものもあり遠慮する方もいるが、驚くほど軽くて暖かいのでぜひ手に取って風合いを感じてほしい。たくさんの人に青森県産羊毛の良さを知ってほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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