
トークイベント「ミセノマからのダイアローグ:青森編」が9月27日、「BOOK CAFE & BAR 栞(しおり)」(青森市浪打1、TEL 017-762-7584)で開催される。
当日は、日本学術振興会特別研究員の有馬恵子さんをゲストに招く。有馬さんは日常を観察して深層心理や潜在ニーズなどを探る「エスノグラフィック・リサーチ」を使って、自身の経験をふまえた分析や記述を行っている。主催は、同店店主の稲見公介さん。「ミセノマ」は有馬さんが考えた造語で、「店が営まれる空間」を意味する。
稲見さんは青森で建築設計事務所を経営する傍ら、京都に拠点を持ち、二拠点生活を送っている。京都での暮らしの中で、京都市北部にある「出町桝形商店街」(京都府京都市上京区)でフィールドワークを行う有馬さんと知り合い、意気投合。有馬さんが本を出版したタイミングに合わせ青森でイベントを開催することとなったという。
稲見さんは「新たな試みが生まれ、変化を続ける京都の商店街から、青森の商店街が活性化するヒントを見つけてもらえたら」と話す。当日は有馬さんによる事例紹介や解説のほか、クロストークなどを行う予定。
稲見さんは「青森・浪打の文化をもっと発信したいと考えている。まちを知る、伝えることが、文化の一つだと思う。当イベントをきっかけに、浪打銀座通りをはじめ、ほかの商店街も刺激されて、青森全体が盛り上がれば。商店街に活気を取り戻したい人など、青森の町を元気にしたい人に参加してもらいたい」と話す。
開催時間は15時~17時。参加無料(要1ドリンク以上注文)。定員は先着20人。申し込みは「BOOK CAFE & BAR 栞」インスタグラムページの投稿に添付のQRコードから受け付ける。