
「かねさ顆粒(かりゅう)みそ工場」(青森市浪岡)が9月18日、開業した。
創業150年の老舗みそメーカー「かねさ」が、「梵珠工場」「パラミソ工場」に次ぎ、第3の工場として開設した同施設。工場見学ができる「オープンファクトリー」で、体験ゾーンやシアタールーム、カフェスペースを備える。延べ床面積は3894平方メートルで2階建て。約50億円をかけ、1年以上の工事を経て完成した。
工場内にある体験館では、ガラス越しに製造工程を見学できる「工場見学通路」や津軽の四季の食材、料理を学べる展示ゾーンのほか、ゲーム感覚で製造工程が学べる「インタラクティブ体験」を用意。シアタールームでは津軽で撮影した約5分のテーマムービー「津軽の記憶」の視聴に対応する。
カフェスペース「ボンジュカフェ」では、料理家の栗原心平さんが監修する顆粒みそを生かした料理を提供する。メニューは「生しょうゆ糀(こうじ)のチキントマトドリア」(1,000円)、おにぎりとみそ汁のセット(750円~)、アップルパイ(350円)、しょうがみそプリン(350円)などを用意する。
秋田谷宣之社長は「みその魅力を体験できるだけでなく、青森の新しい観光拠点になれば」と話す。
開館時間は10時~17時。水曜定休。入館料無料。