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青森・浅虫水族館が「いるかのぼり」リニューアル ホタテ・ホヤも風にそよぐ

青空の下、風にそよぐのぼり

青空の下、風にそよぐのぼり

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 浅虫水族館(青森市浅虫、TEL 017-752-3377)が4月17日、リニューアルした「いるかのぼり」の掲揚を始めた。

浅虫水族館エントランスに掲げる17種類ののぼり

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 「いるかのぼり」は高さ約20メートルの同館屋上から、館外両サイドの高さ約6メートルの外灯にハの字型にロープを渡し掲げる。こいのぼりを同館ならではの表現で来館者に楽しんでもらおうと、1993(平成5)年に始めた。昨年までは、高さ11メートルのポールにカマイルカやゴマフアザラシ、ウミガメなど海の生物3種類ののぼりを掲げてきた。今年はゴールデンウイークに向けて、さらににぎわいを創出したいと、青森にすむ魚や生物など全17種類に増やした。

 同館管理部広報企画グループの久保真司さんは「今年は水族館エントランスの両サイドにのぼりを飾って盛り立て、お客さまに喜んでもらいたいと企画した」と話す。

 のぼりは同館運営方針の3本柱「地域に根差した独自性のある水族館」「遊ぶ・楽しむ・学べる水族館」「いのちを感じ、つなぎ、考える水族館」を表現したラインアップにしたという。

 のぼりの種類は、ここる、ゴマフアザラシ、カマイルカ、ウミガメ、ホヤ、ホタテ、大・小のクロマグロ、アユ、二ホンウナギ、クジラ、モリアオガエル、二ホンザリガニのほか、こいのぼりが4種類。いずれも青森の海や山などにすむ生き物を選んだ。ホタテとホヤは単体ではなく垂下(すいか)養殖の様子が分かるよう連ねて飾り、モリアオガエルは卵塊(らんかい)を強調するため、のぼりの中にビーチボールを詰めるなど見せ方に工夫を凝らした。

 久保さんは「ユニークなのぼりにも注目してほしい。入館前に『いるかのぼり』を見てワクワクしたり疑問を持ったりした後は、館内の展示をより楽しんでもらえるのでは」と話す。

 掲揚は5月6日の16時まで連続で行う。強風時の掲揚中止はホームページで知らせる。

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