
ホタテ産業支援チャリティーイベント「2025 ドリフェス!氷河期ティラノサウルスレースin夜越山」が2月16日、平内町夜越山(よごしやま)スキー場(平内町浜子)で開かれた。
ティラノサウルスのコスチュームで、雪上50メートルのコースを走り速さを競う同レース。ラジオ体操で体をほぐした後、キッズサウルス、ヤングオス・メス、シニアオス・メスの部門に分けて予選を行った。出場者は50人を超えた。
ティラノサウルスの首が真後ろに倒れたり、左右に折れ曲がったりしながらゴールに走るユニークな姿に、県内各地からレースを見ようと集まった観客からは拍手と声援、笑い声が湧き起こった。
青森市内から家族4人で初めて出場したという小学3年の男児は「雪の上でも転ばずに走れた。決勝には残れなかったけど、家族みんなで出られて楽しかった」と笑顔を見せた。
勝ち抜いた上位6人が出場する決勝の最終レース・ヤングオスの部で優勝した、青森市内から参加した「しばザウルス」こと柴谷晨陽(あさひ)さんは「県内制覇を目指しているので、昨年の鯵ケ沢大会に続き今回も優勝できてうれしい。次は7月の浅虫大会に出場する」と意気込む。
「ホタテの町」として知られる平内町のホタテ産業を盛り上げようと「ひらないDreamライオンズクラブ」が主催。会場では焼きホタテやかに汁を味わう客、そり滑りやホタテ手裏剣ゲームを楽しむ家族連れが見られ、よさこいダンスチーム「AOMORI花嵐桜組」によるステージ演舞などがイベントを盛り上げた。
同クラブ会長の三津谷優輝さんは「天気に恵まれ、レース出場者も観客の皆さんも楽しんでくれた。平内産のおいしいホタテをたくさんの人に食べて知ってもらえたのもよかった。平内のホタテ産業に貢献できていたらうれしい」と話す。