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青森のコート工場が地元企画4弾 「あおもり藍」で染めたダウンベスト販売

「高耐候モッズコート&本藍染ベスト」と工場長の青木豪さん

「高耐候モッズコート&本藍染ベスト」と工場長の青木豪さん

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 コート専業工場「サンヨーソーイング 青森ファクトリー(以下、サンヨーソーイング)」(青森県七戸町)が10月19日、新商品「高耐候モッズコート&本藍染ベスト」の予約販売を始めた。

あおもり藍で染めたダウンベスト「本藍染ベスト」

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 サンヨーソーイングはコート専業55年の工場で、2021年から青森発祥の原料「あおもり藍」で染めたコートやスノーパーカ、トレンチを販売した。今回の商品は第4弾で、東レインターナショナル(東京都中央区日本橋本町)の高耐久プロダクトブランド「TORAIN(トレイン)」とコラボした「高耐候モッズコート」に「あおもり藍」で染めたダウンベスト「本藍染ベスト」が付属する。

 サンヨーソーイングでは若手人材誘致・育成を目的とした工場発のブランド開発に取り組み、同企画を展開している。工場長の青木豪さんは「一着一着を手仕事で生産している。藍染めも従来の技法を進化させたもので、青森産のこだわりがつまっている」と話す。

 4弾を企画するに当たり、「トレイン」との共同商品にした。「『100年コート』の生産を目指す当工場として、長期にわたって愛用してほしいことから、10年の使用に相当する耐久性を実証した同商品とのコラボを考えた」と青木さん。

 1950年代にアメリカ陸軍が採用した極寒防寒コートを原型としたモッズコートは、トレインの構造を起用。青森県産ダウンを使った本藍染ベストはモッズコートから着脱でき、4種類の着方ができる。

 ウェブサイト「Makuake(まくあけ)」で予約販売を11月29日まで受け付ける。価格は「高耐候モッズコート&本藍染ベスト」=10万4,500円、高耐候モッズコート(単体)=6万6,000円、本藍染ベスト(単体)=3万8,500円。早期購入者には割引がある。

 A-FACTORY(青森市柳川)では11月9日・10日に展示試着会を開催するほか、サンヨーソーイングでも11月29日まで試着を対応する。

 現在、過去3商品の予約販売を公式サイトで受け付けている。10月19日・20日にはA-FACTORYで「高耐候モッズコート&本藍染ベスト」の初お披露目と試着会を行った。青木さんは「高い防水性や防寒性を採用した商品。長く使える商品をぜひ多くの人に手に取ってほしい」と話す。

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