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青森「おひるごはんの店 家和」が22周年 「古川のお母さん」が作り続ける家庭料理

和田浩毅(右)さんと尊子(左)さん。常連客から「マスター、お母さん」と呼ばれる

和田浩毅(右)さんと尊子(左)さん。常連客から「マスター、お母さん」と呼ばれる

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 青森の「おひるごはんの店 家和(やより)」(青森市古川1、TEL017-775-0383)が8月3日で22周年を迎えた。

肉と魚、どちらも食べたい人のメニュー「ひるまのごはん」

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 地元の食材や旬の野菜を使った家庭料理を提供する同店。和田浩毅さん、栄養士の尊子さん夫婦が営む。店舗は昭和通り、夜店通りなど商店が立ち並ぶエリアにほど近く、普段は地域住民やショップ店員、会社員、土曜は部活帰りの学生の利用が多いという。

 魚は中央卸売市場で競り落とし仕入れる。サイズが大きいものは、釣りが趣味という浩紀さんがさばく。副菜は青森の家庭料理や、まねして作ってもらえるようなおかずを提供しているという。尊子さんは「お昼ご飯が一番大事。1日30品目が理想といわれるが、1食で取れるように考えて作るのがこだわり」と話す。野菜はサラダだけでなく温野菜にして栄養がしっかり取れることも心がけている。「食生活の乱れを正しに」という一人暮らしの客も増え、客からは「お母さん」と呼ばれるようになったという。

 メニューは、メインに肉料理と魚料理の両方が付く「ひるまのごはん」(900円)、肉・魚のいずれかを選べる「おまかせ」(800円)、海鮮丼などの丼物やオムライス、カレーといったワンプレート料理などの「気まぐれ」(時価)、コーヒー(400円)、アイスコーヒー(450円、ランチの利用で各200円)などを用意する。弁当(事前要注文)やテイクアウトにも応じる。

 オープン当初、通常メニューだったという「焼き干ラーメン」は、弁当の注文増加と焼き干しの高騰により、現在は年に3~4回設ける「ラーメンの日」限定で提供。「ラーメンの味が忘れられないというお客さまのために作っている」と尊子さん。

 浩毅さんは「旬の山菜やきのこも店の売り。山で取ってきて出している。春は運が良ければソデコ(山のアスパラガスと呼ばれる)など珍しい山菜を出すこともある。秋は天然のなめこやマイタケを楽しみにしてほしい」と話す。

 尊子さんは「長年やっているので観光客も増えたが、日頃来てくれる地元のお客さまを大切にしたい。これからも家庭料理の大切さを伝えていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時(木曜~土曜)。日曜・祝日定休。

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