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青森・下風呂地区で納涼祭 災害を乗り越え10年目

郷土芸能保存会による祭りばやし演奏

郷土芸能保存会による祭りばやし演奏

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 しゅまふら実行委員会が8月13日、下風呂公民館(風間浦村下風呂)で納涼祭を開催した。

浴衣姿の下風呂温泉おかみの会のメンバー

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 地域住民や子どもたちに楽しんでもらうことを目的に、2014(平成26)年から始まった同イベント。2021年8月、大雨被害で大規模な土砂崩れが発生し、住民600人と観光客を含む下風呂地区が孤立する危機もあったが、形を変えながらも継続している。

 当日の会場は「まるほん旅館」(下風呂)の駐車場を予定していたが、台風5号の影響により公民館での開催となった。納涼祭では、郷土芸能保存会の小中学生11人が祭りばやしの演奏を行ったほか、「下風呂温泉郷のおかみの会」が下風呂小唄などを披露した。下北音頭の盆踊りには地域住民も参加し盛り上がりを見せた。

 会場内では、綿あめ作りや駄菓子のつかみ取りなど、子どもたちが楽しめるコーナーを設置したほか、同地区在住のクリエーターによるアクセサリーやポストカードの販売を行った。

 結婚を機に今月、風間浦村に移住したという熊谷可也さんは「風間浦村の文化を体感することができてうれしい。祭りばやしの演奏がとてもかっこよく、人前で演奏する子どもたちに向けた村民の皆さんの温かい拍手も印象的だった」と話す。

 しゅまふら実行委員会会長の長内一朗さんは「納涼祭は地元で暮らす住民や子どもたちが楽しめることが一番。来年は地区の住民がより楽しめる内容での開催を検討している」と意欲を見せる。

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