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青森の「劇団よるごえ」が「オカルト話」テーマの旗揚げ公演に向け出演者募集

(左から)「劇団よるごえ」団長の鎌田秀勝さん、作・演出担当の船木園子さん

(左から)「劇団よるごえ」団長の鎌田秀勝さん、作・演出担当の船木園子さん

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 青森の「劇団よるごえ」が現在、9月に開催する旗揚げ公演に向けて出演者を募集している。

「劇団よるごえ」のロゴマーク

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 今年3月に結成した同劇団。団長で青森演劇鑑賞協会・前事務局長の鎌田秀勝さんと、青森のデザイン会社に勤務しながら、作・演出を担当する同協会会員の船木園子さんが「青森市の演劇人口を増やしたい」との思いから立ち上げた。

 船木さんは高校時代、演劇部に所属。2022年、劇団扉座が青森出身の喜劇作家・菊谷栄を題材にした演劇の青森公演の実行委員として、パンフレットの原案作成や関連展覧会などを担当した。「劇中での、芝居の脚本作りに関する法則『作劇十則(さくげきじゅっそく)』に感銘を受け、劇を作るのに興味が湧いた」と振り返る。

 船木さんは昨年冬、鎌田団長の薦めと菊谷栄の「作劇十則」の後押しで、初めての台本となる「オカルティックな夜を越えろ」を完成。劇団旗揚げのきっかけにもなった。鎌田団長は「若い世代の劇団を立ち上げたかった。船木さんに演劇経験があることを知っていたし、船木さんなら書けると思った」と話す。

 「オカルティックな夜を越えろ」は9月28日・29日、旗揚げ公演として上演する。会場は青森演劇鑑賞協会(青森市安方2)会議室。同協会の演劇部と共催する。「ライブハウスに集まる常連客のオカルト話を基に、音楽・ダンス・会話で構成し展開するポップなストーリー」と船木さん。公演に向け団員の募集を始めたところ、舞台美術や衣装、音楽を担当する人は集まったが演者が少ないという。

 募集はマスター役(40~50代男性)=1人、常連客役(20~30代)=2人、同・(40~50代)=1人、アルバイト役(10~30代)=1人。他劇団に所属していないことが条件で、ミュージシャンや芸術家など、他ジャンルからの応募も歓迎する。このほか、舞台監督、小道具製作、音響操作などのスタッフも併せて募集する。劇団スタッフや出演者による台本読み合わせは6月16日、同協会で予定している。

 船木さんは「演劇に興味はあってもきっかけがない未経験者や初心者でもオーケー。見るだけでも歓迎するので気軽に連絡してほしい。演劇の面白さを若い世代にも知ってほしい」と応募を呼びかける。

 応募は同劇団の公式X(旧ツイッター)で受け付ける。

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