青森中央文化専門学校のファッションショー「Bunka Fashion Live 2024 mirage(ミラージュ)」が2月23日、アウガ5階AV多機能ホール(青森市新町1)で開催される。
生徒が主体となって企画し主催する同ファッションショー。2年生にとっては学校生活で学んだことの集大成として、「表現したいこと」を詰め込んだ卒業制作発表の場ともなる。当日は2年生8人がそれぞれ考えたコンセプトを元に制作した56点を披露する約40分のショーを2回行う。
今年のテーマは「mirage(ミラージュ)」。2年生で実行委員長の吉田吏希さんは「2年生8人の個性とジャンルはさまざまで形が定まっていない様子を蜃気楼(しんきろう=mirage)に例えた」と話す。「中世ヨーロッパの貴族」をイメージしたドレスや王冠、「違和感」「ゆがみ」を表現した服、使わなくなったデニムを材料に新たに「再構築」した服など「全員がやりたいことを全て出し切り制作している」とも。
同ファッションショーでは、1年生は2年生の作品制作を手伝うポジションで、苦手なことも手伝わなければならず苦戦することもあるという。「昨年は引っ張ってくれる先輩がいたので、気負わずも、がむしゃらだった」と振り返る吉田さん。「今年は昨年に比べて作品数が多いが、学生全員が助け合い補い合いながら、一体感をもって臨めている。演出に使う小物を増やしたり服に仕掛けがあったりと、質を落とさず制作できている」と話す。
吉田さんは「2年生になり『先輩たちを越えたい』という目標ができた。昨年よりグレードアップした作品になったと自負している。観客の皆さんに『面白かった』と思ってもらえるようなステージにするので、期待してほしい」と意気込む。
1部は13時開演、2部は15時開演。入場無料。