「雪とろフェス」が2月25日、まかど温泉スキー場「あったかハウスまかどの森」(野辺地町地続山、TEL 0175-64-0778)前で開催される。
地元住民が抱く雪へのマイナスイメージを払拭し、観光資源として捉え直すきっかけ作りを目指す同イベント。雪とろフェス実行委員長の百田真規さんは「大坂の友人が野辺地に来た際、大喜びで雪景色を撮影していた。雪や田舎は、地域おこしに活用できるのではと考えた」と話す。
本格的に話が出たのは昨年10月。百田さんが建設業者と今冬の除雪について話していた際、雪を絡めたイベントの話題になった。「地域が活気づくきっかけになるかもしれないと、実行委員長を名乗り出た。周りに相談したり、アドバイスをもらったりしながら、準備を進めている」と百田さん。イベント名は、地元の方言で除雪を「雪とろかし」と呼ぶことから決めた。
当日は雪の滑り台、かまくら&イグルー体験などの雪遊びコーナーのほか、飲食店などがホタテの稚貝を使ったみそ汁やコーヒーなどを販売する。たき火やまき割りなどの冬キャンプ体験コーナーも用意する。
百田さんは「たき火ブースで棒パンを楽しんだり、購入した野菜を焼いたりできる。各コーナーの自由度を高くしているので、思い思いの過ごし方で野辺地の冬を楽しんでほしい。テーマが『田舎と自然』のため不便な部分もあるが、そこも楽しみの一つとして捉えてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時。入場無料。