青森県観光物産館アスパム(青森市安方)14階にミュージックバー「うみとひかり」(TEL 017-752-1280)が1月18日、オープンした。
「青森と旅人を繋(つな)ぐ」がコンセプトの同店。2019年8月まで営業したレストラン跡に出店した。ドーナツ状で360度見渡せる店内を4つのエリアに分け、青森の地酒や生シードル、地元食材を中心に使った料理を提供する。
店舗面積は60坪。4つのエリアは「水(すい)」「風(ふう)」「地(ち)」「火(か)」。「水」は海側にあり、フリーシートエリア。「風」はボックスソファ席でねぶた名人の竹浪比呂央さんが手がけるシェードで囲む。「地」は市街側の5つの半個室ソファ席。「火」はバーカウンターがあり、DJブースを設置する。
同店を運営する会社「クロックアップ」社長の中村公一さんは「観光客が気軽に立ち寄れるような場にしたい。アスパムというパブリックな施設にあるバーなら観光客でも立ち寄りやすく、夜の青森を楽しんでもらえるのでは」と話す。「青森県内で一番高い建物であるアスパムで出店できることに興奮した」とも。
ドリンクは生ビール(800円)、クラフトビール(1,200円)、シードル(1,000円)、田酒や八仙などの地酒(900円)などのほか、ノンアルコールも販売する。フードは、オードブルの盛り合わせプレート(5,500円)、フィッシュ&チップス(1,400円)、カプレーゼ(1,800円)など。チョコレートプレートやアップルパイなどのデザートメニューもそろえる。
客は来店時に2,000円のドリンク代を前払いする。「風」「地」の席を利用する際は2,000円のチャージ料がかかる。「一杯プレゼント」(1,000円)は、客から客に1杯サービスするシステムで、注文すると店内にいる誰かにドリンクを提供できる。「地元の人と旅人と一期一会の出会いを楽しむきっかけになれば」と中村さん。
同テナントは以前、「回るレストラン」として回転していたが、現在は回転することはできない。中村さんは「回転できないからこそ4つのエリアに分けて特色を生かすことができた。ロケーションを生かした展開ができれば」と意欲を見せる。
営業時間は18時~22時。日・月曜定休。