八甲田山周辺で現在、紅葉が見頃を迎えている。
八甲田山は、1585メートルの大岳を主峰とした10の山々と、櫛ケ峰をはじめとした6峰の山々を指す八甲田連峰の総称。渓谷や湿地帯といった豊かな自然だけでなく、酸ケ湯温泉を中心に温泉地としても知られる。
紅葉は、10月中旬から山頂から麓にかけて色づき始める。人気スポットの一つ「八甲田ロープウェー」は標高約1300メートルまでを約10分で登ることから、その紅葉の進み具合が分かる。15分ごとに運行するロープウエーだが、秋晴れとなった18日、平日にも関わらずこの日は2時間待ちの行列ができた。
八甲田ロープウェーの発表によると、現在紅葉は、山頂が落葉、中腹は落葉はじめ、山麓は50%となっている。
八甲田山ガイドクラブの山岳ガイド・石館宙平さんは「今年は暑かったせいで色づきは遅かったが、急に寒くなったせいで、広範囲に一気に紅葉が進んだ。紅葉の見頃は例年より短いが、後半の見頃は見事になるのでは」と話す。