活イカのレース大会「元祖烏賊様（いかさま）レース」が7月29日、青森・風間浦村の「下風呂漁港特設会場」で開催される。

今年の「烏賊様レース」は投票システムを導入

　「元祖烏賊様レース」は津軽海峡沖で捕れた活イカを、1周約20メートルの専用コースから成る水槽を使って、泳がせるもの。参加者は棒でイカをつついて、先着の勝敗を競う。イカの不漁が続き定期開催が難しくなってきたことに加え、コロナ禍で2020年～2022年は開催できなかった。

　同日開催の「ゆかい村海鮮どんぶりまつり」に合わせて「元祖烏賊様レース」も開催する。4年ぶりの開催に当たり、新しい取り組みとしてスマートフォンによる投票システムを導入。会場に設置するQRコードを読み込めば、スマートフォンでイカの順位を投票できる。投票は来場者のみで、1着・2着を当てた人には景品を用意する。

　「どんぶりまつり」では「烏賊様レース」のほか、地元の食堂や居酒屋など9店の出店を予定している。女性3人組ボーカルユニット「ライスボール」の復興ライブや花火大会も行い、烏賊様レースはゆかい村公式ユーチューブチャンネルでライブ配信を予定している。

　同実行委員会で風間浦村役場産業建設課の木村祐生さんは「イカの不漁はまだ続いているが、開催に今回は踏み切った。会場では地元の幸や特産品の販売などを行うので、ぜひ足を運んで下風呂を楽しんでいただければ」と呼びかける。

　烏賊様レースの開催時間は11時～と15時～。