工藤パン(青森市金沢3)が6月1日、新商品「イギリストースト カステラサンド風」の販売を始めた。
同社の看板商品「イギリストースト」とロングセラー商品「カステラサンド」がコラボした同商品。2枚の食パンの間にカステラサンドを挟んだ。自社製品コラボ企画第3弾。1弾は今年3月に「イギリストースト チョコスプレー&ホイップ」(販売終了)、2弾は「イギリストーストチョコレイ味」。
イギリストーストは1967(昭和42)年の発売以来、青森県を中心に東北地方の一部でしか流通しないことから「青森県民のソウルフード」とも呼ばれている。カステラサンドは、同社営業担当者によると、「確認できる書類が残っていないが30年ほど前から販売しているのでは」という。昨年は太宰治生誕110周年を記念して、「人間失格カステラサンド」を販売している。
コラボについて、同担当者は「毎月行っている商品開発会議で、自社商品の良い所取りをした商品を作ろうと以前から企画はあった。実際に販売してみたところ評判が良く、企画として続いている」と話す。
SNSでは購入客から「食べてるうちに笑いがこみ上げてくる」「55年の歴史の中で最大のおいしさかも」などの声があったほか、食パン3枚分の厚さがあることから、同商品を自立させて「直立している」と喜ぶ反応などがある。
参考小売価格は148円。