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青森に中華料理店「海龍」 仙台から移住した夫婦が開業

(右から)店主の工藤龍さん、妻の千春さん

(右から)店主の工藤龍さん、妻の千春さん

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 中華料理店「海龍(かいりゅう)」(青森市金沢3、TEL 090-1900-7747)が5月22日、オープンした。

担々麺(味噌)

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 中華料理の全国チェーン店で勤務した経験を持つ工藤龍さんが開業した同店。ラーメン、チャーハンなどの中華の定番メニューや、ニラレバやマーボー豆腐などの一品料理を提供する。店名は工藤さんの名前と妻の千春さんが好きな「海」を組み合わせた。

 工藤さんは五所川原出身。高校卒業後、仙台にある「餃子の王将」で働き、同僚だった宮城出身の千春さんと結婚。家業を手伝うために約3年、夫婦で青森に戻ったが再び仙台へ移住。「いずれ青森で自分の店を持ちたい」という思いを抱きながら、元の職場で店長などを務めた。

 「移住の決め手になったのは、妻が青森で子育てをしたいと言ってくれたこと」と工藤さん。「四季がはっきりしている青森が大好き。青森以外の町も、それぞれに魅力があって楽しい」と千春さん。子どもが小学校に入る前に移り住みたいと考え、2023年3月に青森に戻り、開業準備を始めた。

 店舗面積は約20坪で、席数は15席。飲食店「なか乃食堂」跡をほぼ居抜きで出店した。「厨房設備のある物件は少なく、タイミングが良かった。材料の仕入れ先など、なか乃食堂の店主からアドバイスをもらうこともあり、助かっている」と工藤さん。

 メニューは、「炒飯(チャーハン)」(715円)、「天津飯(甘酢・しょうゆ)」(770円)、「ニラレバ」「回鍋肉」「酢豚」(以上638円)、「醤油(しょうゆ)ラーメン」(605円)、「担々麺(しょうゆ・みそ)」(880円)、「瓶ビール(中)」(550円)など。

 今後について工藤さんは「子どもが環境に慣れてきたら、夜の営業を始めたり、ギョーザや期間限定メニューを増やしたりしたい。ザ・町中華という店にしたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~15時。日曜・祝日定休。

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