青森県立美術館(青森県青森市)で4月22日、「庵野秀明展」が始まった。
庵野さんが高校、大学で制作した自主映画やアニメーターとして参加した過去作品から、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、「創作活動の秘密に迫る」という同展。東北・北海道エリアでは初開催となる。
庵野さんは山口県出身で、「風の谷のナウシカ」にアニメーターとして参加し、監督を務めた「新世紀エヴァンゲリオン」は映画シリーズも含めて国民的人気となっている。近年は特撮映画「シン・ゴジラ」「シン・仮面ライダー」などの監督を務める。
会場では、「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現代までの直筆のメモやイラスト、脚本、設定、イメージスケッチ、絵コンテ、レイアウト、原画まで多彩な制作資料を展示。庵野さんに大きな影響を与えたという「ウルトラマン」「仮面ライダー」「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」などの資料も展示する。
同館では「庵野秀明展」に合わせ、青森出身で「ウルトラマン」をデザインしたことで知られる成田亨さんのコレクション展を開催。特別出品として、庵野さんが敬愛する「戦艦マイティジャック号」の大型ミニチュアを公開するほか、2人の若手作家によるインスタレーション作品を展示する。
物販では約500点のグッズを販売するほか、青森限定グッズを60点以上用意。「メフィラスの食べられる名刺」(648円)や「BOSソルトアート」(1,540円)、津軽びいどろのオリジナルタンブラー(3,850円)、一輪挿し(4,620円)、こぎん刺しの携帯ストラップ(3,080円)、コースター(1,760円)など。青森限定商品は開催期間中に増やしていくという。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般・大学生=1,700円、高校・中学生=1,300円。第2・第4月曜休館。7月17日まで。