青森のジュニアアイスホッケーチーム「青森ジュニア」が現在、2月18日・19日の「第41回東奥日報社杯争奪青森県チビッコアイスホッケー大会」に向け練習に力を入れている。
青森ジュニアは1986(昭和61)年に設立された青森市内唯一のジュニアアイスホッケークラブチームで、盛運輸アリーナ(青森県営スケート場=青森市浜田)をホームリンクとする。杉本清監督を筆頭に中学生4人、小学生15人のメンバーから成る。
同大会は青森県内から8チームが参加する小学生を対象としたトーナメント戦。6年生にとっては現メンバーと一緒にプレーできる最後の試合となる。
広報担当の千葉雄樹さんによると青森ジュニアは現在、大会に向けて「守備の強化」「連携」に力を入れているという。「青森ジュニアは、攻めるより守るチーム。守ってチャンスをものにしていくスタンスでプレーしている」と千葉さん。
チームの主軸は「統率の中心」でキャプテンの齋藤泰都くん(6年)と、「攻撃の中心」「得点王」の高橋拓未くん(4年)。2人は7年間一緒にプレーしてきた仲間だという。齋藤くんは「メンバーみんなが仲良しでチームワークがいい。仲がいいのは、学校はバラバラだけど練習以外でも一緒に遊んでいるから」と笑顔を見せる。「チームの課題は攻められてからのカウンター。みんなで声をかけ合って練習できている」とも。
千葉さんは「今までは1人がパック(球)を持つ時間が長く、そのままゴールするスタイルが多かったが、パスをつなぎゴールをアシストできるよう練習を重ねている。成果が出ているのでチームの自信にもつながっている。東奥日報杯では、勝ち負け関係なくみんなが何かを持ち帰れるような試合をしてほしい」と期待を込める。
齋藤くんは「ホッケーができるのは親のおかげ。雪の中の送り迎えなど感謝している。大会では、親や応援してくれる人たちの期待に応えられるようなプレーをしたい。まずは一勝を目指して頑張る」と意気込みを見せる。
青森ジュニアは初戦で、八戸のジュニアアイスホッケーチーム「ハチクラパイレーツ」と対戦する。