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青森の学生団体と小牧野遺跡がコラボ 「羊毛×縄文」の起き上がりこぼし発売

「ようもんゆらり」全4種。
左から「りんご」「金魚ねぶた」「土偶」「こまっくー」

「ようもんゆらり」全4種。 左から「りんご」「金魚ねぶた」「土偶」「こまっくー」

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 青森の学生団体「ディベラボ」と小牧野遺跡(青森市野沢)がコラボした、土偶などをかたどった羊毛の起き上がりこぼし「ようもんゆらり」が2月4日、発売された。

「青森学生団体ディベラボ」商品開発チームメンバー

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 「ようもんゆらり」は縦横4.5センチ、高さ6センチほどの大きさで、4種類を用意。同遺跡のPRキャラクター「こまっくー」と「土偶」のほか、遮光器土偶の特徴である眼鏡をかけた「りんご」と「金魚ねぶた」。商品名は「縄文」「羊毛」「起き上がりこぼし」を組み合わせ、羊毛の柔らかさをひらがなで表したという。

 小牧野遺跡の魅力を県外や海外へ発信し青森県の活性化につなげようと、青森中央学院大学の学生有志で構成するディベラボと「小牧野遺跡保存活用協議会」が2021年4月からタッグを組み、開発を進めてきた。

 ディベラボ・商品開発チーム代表の村田陽稀(はるき)さんは「小牧野遺跡のどんぐりで染めた青森県産羊毛『aomori wool(あおもりウール)』を使っている。リンゴや遮光器土偶をモチーフにして『青森らしさ』『縄文』を表現し、魅力が伝わるようにした。サイズは手に取ってもらえるよう手のひらにのるくらい。転んでも何度でも起き上がる縁起のよい『起き上がりこぼし』にした。土産にも適している」と紹介する。

 企画から関わった「縄文の学び舎・小牧野館」の竹中富之館長は「全てかわいらしい商品に仕上がった。売れ行きは好調で、既に全種類購入した人もいる」と話す。

 村田さんは「商品開発は初めてだったのでアイデアを形にするところがうまくいかず、何度も挫折したが、ようやく商品化できた。実物を手に取って見てほしい」と呼びかける。

 価格は各2,530円。「縄文の学び舎・小牧野館」のミュージアムショップで扱う。

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