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青森の旬の食材を紹介するカレンダー A型事業所が製作

「アップルワークス」代表の白石直之さん(左)と「辰巳館」女将(おかみ)の戸嶋まささん

「アップルワークス」代表の白石直之さん(左)と「辰巳館」女将(おかみ)の戸嶋まささん

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 「青森の旬を伝えるカレンダー」の販売が11月14日、温泉旅館「辰巳館」(青森市浅虫、TEL 017-752-2222)で始まった。

「青森の旬を伝えるカレンダー」

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 青森の食材を旬の時期に紹介する同商品。月めくり卓上カレンダーで、表面に日付と共に旬の食材をあしらい、裏面には食材の解説や情報などを盛り込んだ。企画した就労継続支援A型事業所「アップルワークス」(青森市浜田、TEL 017-718-1397)代表の白石直之さんは「カレンダーとして使った後は、食の魅力を伝えるガイドブックとしても利用できる」と話す。

 2022年に東京から移住した白石さんは青森で暮らす中で、今まで知らなかった食材や地域の魅力に気付いたという。「青森の食材は何でもおいしく自然も豊かなのに、あまり全国に知られていない印象がある。何らかの形にして発信できたらと思った」と振り返る。

 企画を考える際、地域の人が改めて土地に愛着を持ち、旅行客が青森を再訪したくなるようなものを検討し、カレンダーに決めた。「日常的に使うもので、日々目に触れる。青森を思い出すきっかけになれば」と白石さん。

 イラストや文字は、同事業所に所属する利用者や一般市民が描いた。白石さんは「当事業所はクリエーターが多く所属し、デザイン関係の仕事も受けている。障害の有無に関わらず、地域の情報発信に携われることを体感してほしかった」と話す。

 今年8月にイラスト制作のイベントを行い、修正を重ねて販売にこぎ着けた。白石さんは「2026年になる前に完成して一安心。手描きイラストならではの温かみを残しながら、毎日眺めたくなる商品に仕上がった。『次はいつ青森へ行いこうかな』と思いを巡らせるきっかけになればうれしい」と話す。

 価格は2,000円。オンラインショップ「Base」でも販売する。

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