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青森で「津軽弁の日」イベント 「だびよん劇場」しのびトーク

(右から)伊奈かっぺいさん、大友寿郎さん

(右から)伊奈かっぺいさん、大友寿郎さん

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 トークイベント「津軽弁の日」が10月23日、アウガ(青森市新町1)5階多機能ホールで開催された。

会場のスクリーンに投影された牧良介さん

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 方言詩人・高木恭造さんの命日にちなんで制定した「津軽弁の日」に毎年行っている同イベント。今年で38回目の開催となり、今回は「津軽弁の日はだびよん劇場から生まれた」と題し、「津軽弁の日」初代代表で「だびよん劇場」店主の故・牧良介さんを掘り下げる内容となった。ゲストは、伊奈かっぺいさん、大友寿郎さん、山上進さん。

 ステージでは、牧さんが亡くなった1992(平成4)年まで営業したライブハウス「だびよん劇場」の遺物を展示したほか、牧さんが出演したドラマを上映したり、ラジオCMを放送したりした。

 伊奈さんは「両親を早くに亡くしたため、牧さんとの付き合いの方が両親より長くなった。病床だった牧さんとは文通をし、『逃病通信』『十秒(重病)記』などと送り合い、見舞いをする気が本当にあったのか」などと話し、会場を沸かせていた。

 会場では、伊奈かっぺいさんが「だびよん劇場へ行ったことがあるか」と来場者の挙手を求めたところ、数人しか手が挙がらなかった。閉店から30年以上がたち、牧さんは生きていれば88歳という。78歳となった伊奈さんは「来年も開催する」と宣言し、イベントは閉幕した。

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