
「全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025」の青森公演が7月9日、青森県立美術館(青森市安田近野)で開催される。
明和電機(東京都品川区)社長でアーティストの土佐信道さんが1人で47都道府県を巡る同ツアー。明和電機は、1993(平成5)年に土佐信道さんが兄と結成した芸術ユニットで、中小企業のスタイルでさまざまなマシンを開発し、ライブや展覧会などを通じて国内外で「製品」を発表してきた。同社が開発した音符の形の電子楽器「オタマトーン」は累計販売数200万本を超えるヒット商品となった。
47都道府県を回る同ツアーは明和電機史上初の取り組みで、青森での公演は2016(平成28)年の弘前さくらまつりの開会式セレモニーでミニライブを行って以来。土佐さんが1人で、ドラム、ベース、ギターなどの自動演奏機械やロボットダンサー、ナンセンスマシンを、スーツケースほどの大きさの「UME BOX」に詰め込み、軽自動車で全国を巡る。
ライブは80分くらいを予定し、12曲を披露する予定。全てを土佐さんが1人でセットアップし、演奏、撤収する。土佐さんによると、電球を振り回す演出が特徴の「ジョリジョリジャーニー」を演奏するという。
土佐さんは「オタマトーンなど明和電機の奇天烈な楽器を車に積み、1人で青森へ向かい開催する愉快なコンサート。皆さまの常識もナンセンス(超常識)に変わるはず。脳みそのマッサージを」と来場を呼びかける。
16時30分開場。17時開演。料金は、一般=2,000円、小学生以下=1,000円。イープラスで扱う。現在、パチモクウイングなどの楽器にロゴを入れる協賛を募っている。