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青森のライブハウス「トラスト」の「昼カフェ」が3周年 生演奏を知るきっかけに

昼カフェを担当する奥崎美樹子さん

昼カフェを担当する奥崎美樹子さん

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 ライブハウス「青森Be On Space 222(ビー・オン・スペース・トラスト)」(青森市安方、TEL 017-763-5544)が6月15日、ランチを提供する「昼カフェ」をスタートして3周年を迎えた。

定番メニュー「素揚げ野菜カレー」

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 青森湾を望むワイ・スポットビル6階にある同店。店主の藤井俊英さんは、自動車整備士として働く傍ら、2016(平成28)年1月に同店を開いた。所属していたバンドサークル「青森バンドカンパニー」の解散を経て、「いつでも音楽を楽しめる場所を作りたい」という思いが契機となった。店名は藤井さんの誕生日にちなんで222に。「自分を信じる」という意味があると知ったことから、これを「トラスト」と読ませることにした。

 多くの人に店を知ってほしいと、「昼カフェ」を2019年6月にスタート。ライブハウスのステージを屋内テラス席に使う。店舗面積は約9坪。席数は21席。7月~9月には屋上もテラスとして開放する。8月7日の青森ねぶた祭最終日に行われる花火大会の鑑賞スポットにもなる。

 昼カフェを担当する奥崎美樹子さんは、オープン当初は客として訪れていたという。店に通ううち、奥崎さんは藤井さん率いる「トラストアコースティック隊」のキーボードメンバーになり、フードを担当するようになった。「コンセプトは待たせないこと。会社員が多いので、10分以内に出せるようにしている」と話す。

 メニューは、週替わりのランチプレートのほか、定番メニューとしてスープカレー、素揚げ野菜カレー、ナポリタン(以上各750円)を用意する。それぞれに3~4種の副菜が付く。野菜をたくさん取り入れることと彩りにもこだわっているという。

 新型コロナウイルス感染拡大により、昼カフェ営業を休まざるを得ない状況が度々あったが、弁当のテイクアウトやデリバリーに切り替えるなど試行錯誤しながら乗り切ったという。奥崎さんは「音楽仲間や常連客がいつも助けてくれた」と目を細める。「店のセールスポイントは生の音楽を楽しめること。昼カフェをきっかけに、夜のトラストにも、ぜひ来てほしい」と笑顔を見せる。

 昼カフェは火曜・水曜のみ。営業時間は11時30分~16時。音楽バー営業は土曜のみ。18時30分~23時30分。

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