津軽印刷(青森市三内丸山、TEL 017-766-2315)が製造するリンゴの品種が分かるシール「りんごつぶつぶシール」の販売が現在、青森市内で広がっている。
シール・ラベル印刷をメインとした同印刷会社。「りんごつぶつぶシール」はリンゴの品種が分かるようリンゴに貼るシールで、同社が1971(昭和46)年の創業当初から製造してきた。3月10日から弘前で一般販売を始めたところ、問い合わせがすぐに増え、14日から青森でも販売が始まった。営業課でシールを担当する山田正信さんは「リンゴの資材業者に卸していた業務用シールがこんな反響になるとは想像していなかった」と話す。
販売のきっかけは、土産店「弘前物産パルシー」(弘前市駅前2)がSNSで同シールを紹介したところ、多くの反響があり、販売の相談を受けたことから。「直接のきっかけはSNSだが、リンゴの資材業者が営業停止するなどの社会的背景があり、新しい販路を計画していたところだった」と山田さん。
同シールはすべて社内でデザインした物。数種類のデザインがある品種のシールもある。山田さんによると、50年以上作り続けているため誰がデザインしたのか分からない物もあるが、近年作った新品種は全て山田さんがディレクションした物という。近年は「葉取らずりんご」のような品種ではないシールもある。
一般販売に当たっては、愛称の「粒シール」ではなく別のシール名を社内で考案。当初は「青森りんご品種コレクションシール」という名前だったが、直前で親しみやすく「りんごつぶつぶシール」に変更した。「粒シール」の由来やシールの種類数は山田さんにも分からないという。
現在の青森市内の取扱店は、「パッケージプラザ小柳店」(青森市小柳3)、「成田本店しんまち店」(新町1)、「成田本店つくだ店」(中佃3)、「成田本店サンロード店」(緑3)。山田さんは「問い合わせが多く、青森県内で増える予定。当初は道の駅や土産店などで観光客ターゲットを想定していたが、現在のところ地元の人たちが多い印象がある」と話す。
今後について、山田さんは「シール収集ブームを背景に、まさか業務シールにこんな引き合いがあるとは思わなかった。品種シールを自由に選べるビュッフェスタイルの販売店を増やし、青森の魅力を発信できるシールを目指したい」と意欲を見せる。
価格は1シート110円。