
野外音楽イベント「里の千人祭」が10月12日、青森市横内の「ねぶたの里」跡で開催される。
2013(平成25)年に閉館した観光施設「ねぶたの里」跡を所有し、「あすなろ温泉」(牛館松枝)などを経営する高坂洋子さんが中心になり、施設の新しい活用を模索しようと企画した。同施設跡は12年ぶりに一般開放する。
広さ6万3000平方メートルの敷地にレストラン棟や半屋外スペースなどがある同施設。同イベントではレストラン棟や「フィールドアスレチックエリア」は使わないが、ライブパフォーマンスなどを披露する「大屋根ステージエリア」と子どもが遊べる芝生の「pArk(パーク)エリア」、5メートル四方の区画を1,000円で貸し出すキャンプエリアを設ける。
大屋根ステージエリアは「ねぶたの里」でねぶたなどを設置していた展示館。ラップ音楽や津軽三味線、ねぶたばやしなど、青森県内外から14組が出演する。
パークエリアではDJブースを設けるほか、子ども向けの遊具を用意。同エリアは青森の市民団体「ハナゾノBASE」が担当する。同エリア周辺では飲食やクラフト、ワークショップ20店以上が出店する。キッチンカーの出店もある。イベントが終了する23時以降は、アフターパーティーとして、DJタイムがある。
同実行委員の加藤靖隆さんは「昨年からアイデアを出し合い、試験的にイベントも行ってきた。多くの人に来てもらい、楽しい場所として活用できるよう、次世代につなげられるようなイベントにしたい」と話す。
開催時間は10時~20時。チケットは、前売り=2,000円、当日=3,000円、中学生以下無料。イープラス、「成田本店 しんまち店」(新町1)、「サンロード青森」(緑3)などで販売する。