
ジャズピアニスト・野瀬栄進さんによる「ジャズソロピアノコンサート&ワークショップin青森2025」が7月5日ジャズ喫茶「jazz time disk」(青森市奥野2)で、同6日に「Studio NOVITA」(青森市新町1)で行われる。
北海道小樽市出身の野瀬さんは1995(平成7)年からニューヨークに在住。現在北海道にもアトリエを持ち、ニューヨークと日本を行き来しながら作曲やコンサートなどを行っている。アメリカのジャズ雑誌「ダウンビート」の「ダウンビートアワード」受賞や、2009(平成21)年には日本のジャズミュージシャン初となる「S&R Washington Award」受賞などの経歴を持つ。今回、ニューアルバム「SENSE THE MOMENT II 」「Northern Lights II 」発売記念の全国ツアーを行っている。
「ピアノコンサート&ワークショップ」イベントは、青森在住のパフォーマンスアーティスト・川村智子さんが企画した。川村さんによると、野瀬さんとは昨年、滞在制作で博多を訪れた際に出会ったという。元々ジャズやピアノが好きだという川村さんは後に、札幌でのライブや野瀬さんのアトリエに行くなどして親交を深めることとなった。「青森でコンサートがしたい」と話す野瀬さんの思いをかなえようと、川村さんは今回プロモーターとして会場の手配やポスター作成なども担当した。
川村さんは「さまざまなジャズに触れてきたが野瀬さんのジャズは一味違う。空間や観客、そこにある全てと共に音楽を創り、奏でる。プレースタイルやピアノの音色など、野瀬さんの世界観を体感してほしい」と話す。5日はジャズのスタンダードナンバーを野瀬さんのアレンジで演奏するほか、オリジナル曲を演奏する予定。6日はインプロビゼーション(即興)のワークショップとコンサートを行う。
5日の会場となる「jazz time disk」は、35年続く屋外ジャズフェス「南郷サマージャズフェスティバル」の立ち上げやプロデュースに尽力し、青森で半世紀に渡りジャズ喫茶「disk」を営んでいた鳴海廣さんの長男・鳴海沖人さんが父の思いを継ぎ営む店。「前『disk』に何度も行っていたこともあり、『jazz time disk』を会場にしたかった」と川村さん。
川村さんは「野瀬さんのコンサートを青森で実現できるのがうれしい。野瀬さんの少年っぽい雰囲気や親しみやすい人柄も魅力。ジャズ好きな人はもちろん、ジャンルを超えて音楽が好きな人に野瀬さんに会いに来てほしい」と呼びかける。
開催時間は、7月5日=18時30分開場、19時開演。7月6日はワークショップ=12時~、コンサート=14時開場、14時30分開演。料金は、5日=当日4,000円・前売り3,500円(以上、1ドリンクオーダー)。6日はワークショップのみ=2,000円、コンサートのみ=4,000円(25歳以下2,000円)、ワークショップ&コンサート=当日5,500円、前売り5,000円。7月7日は10時から「リンクモア平安閣ホール」で追加のインプロビゼーションワークショップを行う。料金は、4,000円。
申し込みは、野瀬さんのホームページのメールフォーム、川村さん(080-3322-7573)で受け付ける。