青森の陶芸教室「ふじわら陶房」(青森市三内丸山、TEL 017-782-4067)が、小学生でにぎわっている。
工房を構えて約30年の同教室。藤原誠さんが指導する陶芸教室は随時体験を受け入れているが、夏季は「夏休みの作品を作りたい」という子どもたちからの要望を受け、2学期の始業式に間に合うよう、素焼きと本焼きの日程を調整した教室を開いている。
藤原さんは「絵付けはほとんどこちらで行うので、日数が少ない中で多くの数をこなす作業は大変だが、たくさんの子どもたちや親御さんの笑顔を見られてうれしい」と話す。今シーズンは53人が体験したという。
通常の教室では、焼きの工程以外は生徒が行うが、同教室では土練りと成形が主な体験内容となる。子どもから初心者の大人まで「気軽に楽しく」作品作りが体験でき使う土も扱いやすいものを選んでいるという。
2年連続で体験した小学6年生の男子児童は「電動ろくろの扱いが昨年よりうまくなったと褒めてもらってうれしかった。今年は初めて色付けも体験した。色の付け方が思っていたのと違って面白かった」と笑顔を見せる。
体験料は3,500円(粘土代、焼き代含む)。絵付け・色付けは別途指導料1,800円。