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青森・外ケ浜に縄文遺跡施設「むーもん館」 大平山元遺跡の出土品展示

施設内では大平山元遺跡と北海道・北東北の縄文遺跡群の情報を5ゾーンに分けて紹介する

施設内では大平山元遺跡と北海道・北東北の縄文遺跡群の情報を5ゾーンに分けて紹介する

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 縄文史料を展示する「縄文遺跡施設 むーもん館」(東津軽郡外ケ浜町、TEL 0174-22-2577)が4月26日、大平山元(おおだいやまもと)遺跡近くにオープンした。

大平山元遺跡に隣接する新たな展示施設「縄文遺跡施設 むーもん館」

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 大平山元遺跡は、2021年、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」17遺跡の一つ。青森県などによる学術調査によると、大平山元遺跡は最も古いとされる紀元前1万3000年ころの遺跡で、石器の材料となる珪質頁岩(けいしつけつがん)が採取できる蟹田川の近くにあり、石器とともに土器も出土しているという。

 パネルや映像で旧石器時代から縄文時代の暮らしを紹介する同施設では、大平山元遺跡発掘調査現場の土層の土層や県重宝指定の土器片、石製矢尻などを展示する。このほか、体験学習室ではミニ土器作り、編みひも作り、まが玉作りなどのワークショップも用意する。ミュージアムショップでは体験で使う材料や縄文グッズなどを販売する。

 外ケ浜町教育委員会社会教育課学芸員の成田竣さんは見どころについて、「旧石器時代から続く遺跡ということで、石器を豊富に展示している。北東アジア最古という無文(むもん)土器の土器片も展示している。旧石器時代から縄文時代への移り変わりが分かる展示になっている」と話す。

 開館時間は9時~16時。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。観覧料は、一般=300円、大学生以下無料。

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