「第3回棒パンサミット」が3月2日・3日、青森県観光物産館アスパム(青森市安方1)で開催される。
竹の棒にパン生地を巻いて炭火で焼く青森市のローカルフード「棒パン」が主役の同イベント。2022年から年1回のペースで開き、今年で3回目になる。セルフで棒パンを焼ける体験コーナーを設けるほか、棒パンモチーフのアイテムやオリジナルグッズ、棒パンにちなんだ飲食メニューなどを販売する。
主催は雑貨店「三ノ月舎(みのつきしゃ)」(柳町)の店主・山口志麻さん。山口さんが大好きだという棒パンを大人も子どももおなかいっぱい食べてほしいと企画した。
昨年は約2500人が棒パンを焼いた体験コーナーには今年、ドラム缶焼き台4台を増やし、一度に100人が焼けるよう工夫。山口さんは「待ち時間が多く発生してしまった昨年の反省を生かし、焼き台を増設。前回と同じく設置する15メートルの特設焼き台は、火力が弱まらない改良を加えた」と説明する。
体験コーナーでは、受け付けで希望のパン生地を巻いた棒を受け取ってから、焼き台で10~15分ほどかけて棒パンを焼いてもらう。料金は、シングル(1個)=300円、ダブル(2個)=600円、トリプル(3個)=800円。パン生地は「プレーン」「チョコチップ」「よもぎ」の3種類から選んで自由に組み合わせてもらう。焼き加減はスタッフが確認し、火が通っていれば棒から外してカップに入れ、体験者に渡す。
山口さんは「今年は専用の棒を作ったり、青森在住のバンド『うきぐも』にオリジナルソングを作ってもらったりなど、浮かぶアイデアをどんどん形にした。長く愛される棒パンの良さは残しつつ、印象に残るような楽しい仕掛けを用意しているので、ぜひおいしい棒パンを味わってもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。両日は、アスパム館内で「三ノ月舎」が主催する5つのイベントが集まる「MUSUBI」も同時開催。同サミットと合わせ60店が出店する。