ユニクロドリームタウン青森浜田店(青森市浜田、TEL 017-762-5025)が現在、津軽塗の模様をデザインに取り入れたオリジナルTシャツを展示販売している。
オリジナルTシャツは3種類で、津軽塗の柄をアルファベットやデザインの一部に使う。デザインは弘前の津軽塗ブランド「KABA(カバ)」が担当。「津軽塗の模様を前面に出すのではなく、さりげなく見せることで普段使いしやすいデザインにした」とKABAプロデューサーの池田守之さん。
KABAは2019(平成31)年に立ち上がった津軽塗ブランドで、若手職人の育成や伝統工芸の継承を目的としている。ネックレスやピアスなどのアクセサリー「SUCOSi(スコシ)」は、津軽塗の模様をアクセサリーに取り入れたもので、若年層でもカジュアルに着用できるように開発。8月13日・14日には同店で「スコシ」の展示販売を行った。
ユニクロは各地域に根付いた企業との連携事業を展開しており、青森では「ユニクロ青森」と銘打ち、プロジェクト第1弾としてKABAに協業を打診したという。エリアマネジャーの木原有美子さんは「津軽に根付く伝統工芸である津軽塗を発信することで、当店を津軽塗のプラットフォームにすることができれば」と話す。
オリジナルTシャツの価格は2,490円。アプリサービス「UTme!(ユーティーミー)」のみで販売する。売り上げの一部は津軽塗の伝統継承と発展のために寄付するという。店内では津軽塗が施された刀の鞘(さや)も展示する。
木原さんは「今後は青森県内の他店でも展示したり、第2弾、第3弾と津軽塗だけでなく、地域の工芸品ともコラボしたりしていければ」と意欲を見せる。
営業時間は10時~21時。8月31日まで。