男性用ふんどしパンツをネット販売する「満月堂商会」(青森市新町1)が7月18日、新商品「男性用Tバックふんどしパンツ」の販売を始めた。
同社社長の金明淑(きんみょんすぎ)さんは、下着を変えることで自身の体の不調が改善されたことをきっかけに2016(平成28)年、女性用のふんどしパンツを製造・販売する会社を立ち上げた。「男性にも、ふんどしパンツの快適さを知ってほしい」と2019年、男性用ふんどしパンツ専門店「満月堂」を始めた。
金さんは「若い時から多忙時やストレスを感じると婦人科系に不調を来たし、生理不順で悩んでいた。体を気遣うようになり、食を見直したり健康にいいものを取り入れたりする中で、2014(平成26)年ごろにふんどしパンツと出合った」と振り返る。「ふんどしパンツは履いていて楽。締め付けないことの心地よさから気持ちが穏やかになる。その心地よさは恐らく男性も同じ。男性用にも作ろうと考えた」と話す。
ふんどしパンツは現在まで1万2000枚ほどを売り上げ、客層は主に40~60代の男性で、自分用に購入するケースが一番多いという。「健康に興味が出てくる中高年世代に多く購入いただいている。女性が家族や職場の上司へのプレゼントとして購入するケースもある」と金さん。
ラインアップは「ふんどしパンツ」(3,380円~)に加え、今回新たに「Tバックふんどしパンツ」(3,380円~)が仲間入りした。綿100%素材で13色展開する定番タイプのほか、数量限定でカラフルなアフリカンバティックシリーズ(3,800円)なども用意する。「Tバックタイプは夏にお薦め」と金さん。
金さんは「ふんどしと聞くとハードルが高いかもしれないが、就寝時にパジャマに着替えるように、まずは寝る時に気軽に試してみてほしい。男性こそ、のびのびとリラックスして健康に人生を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。