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青森の無店舗型コーヒー店「のっぽとコーヒー」 縁をつなぎ1周年

店主の米坂啓佑さんと妻の智都(ちさと)さん。
2人とも、平日は会社務め、休日はイベント出店している

店主の米坂啓佑さんと妻の智都(ちさと)さん。 2人とも、平日は会社務め、休日はイベント出店している

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 青森の店舗を持たないコーヒー店「NOPPO to COFFEE(のっぽとコーヒー)」が活動を始めて、5月28日で1周年を迎えた。

コーヒーをいれる啓佑さん

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 週末のイベントやマルシェでの出店のほか、オンラインショップなどで自家焙煎(ばいせん)コーヒーを販売する同店。店主の米坂啓佑(けいすけ)さんと妻の智都(ちさと)さんは、平日は共に会社員として勤務する。店名の由来について、「『のっぽ=わたし』が『コーヒー』を通じて、『人と人がつながるきっかけになれば』という思いを込めて名付けた」と話す。

 啓佑さんは「コーヒー好きでインスタントコーヒーなどを飲んでいたが、コロナ禍で在宅時間が増えたことをきっかけに、以前から気になっていたハンドドリップや自家焙煎に挑戦してみたら楽しくてはまった。自分がいれたコーヒーを飲んだ家族や友人から『おいしいから販売してみたら』と強く背中を押された」と話す。

 メニューは、「自家焙煎のスペシャルティコーヒー」(ホット=500円、アイス=550円)、主に国産レモンを使い、3日間じっくり手間をかけて作る「自家製レモネードスカッシュ」(550円)、県産牛乳で抽出した「濃厚ミルクブリューコーヒー」(600円)のほか、自家焙煎豆(90グラム=1,000円、200グラム=2,000円)や「ドリップバッグ」(1個=220円、5個セット=1,000円)を販売する。「ギフト用にも活用してほしい」と啓佑さん。

 啓佑さんは「この一年、お客さまはもちろん出店者の仲間も増え、コーヒーをきっかけに新たな縁や昔の縁がつながってうれしい。2年目もコーヒーを通じて、さらに良い縁を結び広がるように、県外出店や卸販売、自主企画イベントをやってみたい」と意欲を見せる。

 6月の出店は、4日=弘前中三(なかさん)で開催する「ラブアンドチーズパート3」、17日・18日=青森県観光物産館アスパムで開催する「東北絆まつり連動アスパム週末マルシェ」を予定している。

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