青森経済新聞が2025年に紹介した新規開業に関する記事は15件ありました。青森市と周辺市町村での開業記事をまとめたもので、移転オープンを含みます。実店舗のみで、リニューアルは除いて集計しました。

　2025年は、大型商業施設のオープンが続いた昨年とは対照的に、商店街や既存の建物を活用した個店による街の活性化が目立つ一年となりました。浪打銀座通りでは「BOOK CAFE ＆ BAR 栞（しおり）」 や筋子・たらこ専門店「魚くま商店」 が相次いでオープンし、商店街の賑わいづくりに貢献。問屋町の「COFFEE COLORS（コーヒーカラーズ）問屋町店」は、オーナーが地域の飲食店を守ろうと、地元の先輩が営んでいた店舗跡を引き継ぎました。 　大手チェーンや地元企業の業態展開も話題となりました。青森観光通りには青森市初となる「松屋」が「松のや」複合店として出店し、地元名産「ねぶた漬」とのコラボメニューも提供。浪岡地区では、老舗味噌メーカー「かねさ」が新工場を竣工。カフェスペース「ボンジュカフェ」を併設、見学可能なオープンファクトリーで観光スポットとしての役割も担っています。

　店主の背景やストーリー性が際立った開業も2025年の特徴。沖縄からUターンした夫婦によるNYフード店「Stripes Deli（ストライプスデリ）」 、「ママ友」2人で開業した「マルヒアベーカリー」と「and me」、60歳の女性店主が20年越しとなるカフェ開業の夢を叶えた「逢茶（ほうさ）喫茶」 など、それぞれの思いを形にした個性豊かな店舗が誕生しました。

　青森経済新聞では2026年も引き続き街の新しい動きをキャッチしながら、明るいニュースを発信してまいります。

3月

7日

JUICE（青森市古川1丁目16-7）

青森のダンススタジオ「JUICE」が移転　夜店通りでダンスの楽しさ伝える

 

14日

BOOK CAFE ＆ BAR 栞（青森市浪打1丁目3-21）

青森・浪打銀座通りにブックカフェバー「栞」　商店街の活気復活拠点に

17日

逢茶喫茶（青森市安方2丁目8-7）

青森に喫茶店「逢茶喫茶」　店主の20年越しの夢かなえる

4月

1日

でじるみ青森中央（青森市浦町奥野331-26）

青森にサブカルチャー型B型事業所「でじるみ」　動画や漫画制作指導も

 

2日

羅針盤ステラジェラート（青森市浪岡字稲村137-3）

（写真提供＝ミズイロアーキテクツ）
青森・浪岡にテイクアウト専門の「ステラジェラート」　「羅針盤」2号店

 

4日

ゆのレコード（青森市古川2丁目18-1）＝無期限休業中
青森に23歳移住者が喫茶店を開業　70年以上前のテナントに

5月

2日

Stripes Deli（青森市新町1-3-17）

青森にニューヨークの名物フード提供する新店　沖縄からUターンの夫婦が開業

 

7日

小さなトマト（青森市本町1丁目2-1）

青森のカフェレストラン「小さなトマト」移転　火鍋メニューを新たに提供

 

23日

松屋 青森観光通り店（松のや併設）（青森市浦町奥野622）

青森市初の「松屋」「松のや」複合店　ねぶた漬とコラボも

6月

2日

COFFEE COLORS 問屋町店（青森市問屋町八ツ役芦谷257-1）

青森・コーヒーカラーズが「喰亭」跡に出店　平日ランチ営業も

 

3日

マルヒアベーカリー・and me（青森市自由ケ丘2丁目16-20）

青森にパン店「マルヒアベーカリー」　「ママ友」2人で営業、スイーツ販売も

 

30日

浪打銀座・魚くま商店（青森市浪打1丁目1-19）

青森・浪打に筋子・たらこの専門店「魚くま商店」　商店街の活性化目指す

7月

30日

青森 和 四川料理。なないろ（青森市本町1丁目7-2）

青森に四川料理店「なないろ」　地産の食材を使った料理を

8月

4日

a la ringo（あら、りんご。）新青森駅店（青森市石江高間140-2）

新青森駅に「あら、りんご。」県内5店舗目　リンゴにちなんだ商品80種超

9月

18日

ボンジュカフェ（かねさ顆粒みそ工場内）（青森市浪岡大字高屋敷字野尻1-24）

「かねさ」が青森・浪岡に新工場　カフェ併設のオープンファクトリー

10月

18日

おとうふ屋 辻口（青森市古舘1丁目11-8）

青森の豆卸問屋が豆腐店オープンへ　2代目社長が支援者募集

12月

1日

COFFEE EN（青森市古川3丁目16-16）

青森・古川にコーヒー店「EN」　7時からモーニング営業も

6日

うどん Dongo（青森市新城山田488-4）

青森にうどん店「Dongo」　Uターン者とIターン者がタッグで出店